こんにちは、眠りねこです。
100円ショップで虫メガネを購入したところ、子供が面白がって色々見るようになりました。
絵本にも、思わず目を凝らして虫メガネで細部まで見たくなる本があります!
そんな細かな点描が美しい絵本と、さらに観察好きになったお子さんにぴったりの図鑑をご紹介します。
図鑑は写真でリアルなので、苦手な方はその項目は飛ばしてださい。
へんしん すがたをかえるイモムシ
📘『へんしん』すがたをかえるイモムシ (福音館の科学シリーズ)
(参照:Amazon)
蝶が卵から孵化し、成虫に育つまでを描いた本です。
昆虫画家の方が描いた点描の絵は、生き物の柔らかさを感じ、リアルでありながら、美しさもあって思わず見惚れてしまう絵です。
著者の桃山さんも、めがねで拡大して観察しながら描かれていて、その細かさが素晴らしいです。
ところどころにいるアリとの対比で、卵や生まれたての幼虫の小ささがよくわかります。
冒頭でもお話しした通り、100円SHOPなどでも売っている虫メガネがあり、子供はこの絵本を読むときは虫めがねを持ってきて、観察しながら読んでいます。
お母さん、たまご見つけたよ!
ほらここ!!
皆さんの身近にいる3種類の蝶の、卵から成虫になるまでの様子が描かれています。
- モンシロチョウ
- ナミアゲハ
- ウラギンシジミ
それぞれの種類によって、食べる葉っぱが違うので、生き物には好みや住み分けもあるんだねと子供と話しながら読んでいます。
お散歩中に、この植物を見かけたら「卵はないかな」と見て、さらに葉っぱの齧りあとを見つけたら、幼虫はいるかなと探します。
家にある本の帯には昆虫界で有名な解剖学者の養老孟司さんのメッセージがあり、細部を観察する楽しみが伝わってきます。
そして、実は”本のカバー”は「モンキチョウ」なのですが、”本の表紙”はモンシロチョウなのです!
もしかすると、気がついていない方もいるのでは?
何を隠そう、私も最近まで気がついていませんでした(笑)
図書館で借りるとぴっちりとカバーされていて、この表紙部分は見れないと思うので、こちらは購入者の醍醐味です。
出版社からのコメント
著者の桃山鈴子さんは、イモムシをこよなく愛する昆虫画家です。紅茶などで染めた大きな紙に、カラーインクをつけた細いペンで点描を打ちます。桃山さんは、葉についた卵やイモムシを野山で採集し、自宅で飼育観察しながら、絵を描いています。卵から幼虫が出てくるところ。終れい幼虫がさなぎになる過程。さなぎからチョウが出てくる場面。さまざまな「瞬間」をとらえるには、たくさんの時間と労力がかかります。描いた絵を監修者の井上大成さんにご確認いただき、アドバイスを仰ぎながら、何度も手直しを重ね、時間をかけて仕上げてゆきます。一般に、チョウは綺麗で、イモムシは気持ち悪い、と思われがちですが、桃山さんの絵を通して出合うそのすがたは、ときにかわいらしく、ときに美しく、みる人の心を動かします。海外にも多くのファンがいる桃山鈴子さんの画業を、絵本のかたちで、子どもたちに届けられることを、とても嬉しく思っています。
出典 へんしん
「好き」を愛でて、突き詰めて表現すると、こんなに美しくて綺麗な絵になるんですね。
絵本となって、このようなものに触れられることができて幸せだなと思います。
いつもと違う、「虫メガネで見る絵本」というだけで、子どものテンションが上がります。
虫メガネでみて、「見つけたよ!」と、得意げに教えてくれる姿も可愛いです。
一度手に取って、子供と一緒に虫メガネ片手に絵本を見てみてください!
そして、見たらぜひ、実際に外でも探してみてください。
📘『へんしん』すがたをかえるイモムシ (福音館の科学シリーズ)(参照:Amazon)
図鑑(リアルなので苦手な方は閲覧注意)
もし観察してみて、お子さんが「好きだ!もっとみたい!!」と言ったら、図鑑もあります。
私はNHKの『美の壺』という番組の「未知への扉 図鑑」を見てこんな図鑑もあるんだ!と知りました。
(NHK:美の壺)https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/episode/te/Q83VJ8Q6W9/
📘『小学館の図鑑NEO イモムシとケムシ DVDつき: チョウ・ガの幼虫図鑑 (小学館の図鑑・NEO 23) 』
(参考:Amazon)
ドラえもんのDVD付きで親しみやすく、動画で実際の様子も観察できます。
以前、庭にミカンの木や畑のある宿に子供と泊まったのですが、ブロッコリーの葉っぱやミカンの木にそれぞれの葉っぱが好きなイモムシたちがいて、子供と一緒に観察しました。
真冬以外は年中あちこちにイモムシがいるので、葉っぱが齧られているのを見かけたら、めくってみたりして探します。
この子は誰かな?と写真を撮って、家に帰って図鑑で検索して春夏秋と結構長く楽しめます。
こちらは大型の図鑑なので家用ですが、観察用に持ち歩きたい!という場合はこちらがおすすめです。
📘『イモムシとケムシ』チョウ・ガの幼虫図鑑 (小学館の図鑑ネオぽけっと 11)
(参照:Amazon)
お子さんが興味を持ったら、ぜひこちらもみてみてください。
終わりに
子どもが美しいものに触れたり、好奇心を刺激してくれる絵本・図鑑をご紹介しました。
さらに「虫メガネ」というアイテムを持つことで、子どもの気持ちも高まります。
ねえねえ、お母さん!
こんなものがいたよ!
一緒にお散歩しているときなど、齧られた葉っぱを見かけるとめくって確かめてみるということをしていると、子供も「遠足で葉っぱめくってあおむしさん探してみたよ」嬉しそうに教えてくれました。
あれみたいな、これみたいな、という好奇心いっぱい!に世の中をみる目が育ってくれると嬉しいなと思います。
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