【癒しの緑】「コケ」を観察してみたくなる絵本

絵本&児童書
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こんにちは、眠りねこです。

新緑がきれいな季節になってきましたね! 

実は足元にも、緑のきれいな世界が広がっているのをご存知でしたか?
今日はそんな知られざる、コケの世界の入り口になる絵本をご紹介します。

こけこけコケコッコー (PHPわたしのえほん)

1冊目は『こけこけコケコッコー (PHPわたしのえほん)
(参照Amazon)

ニワトリ?でも全身緑色だし??という謎の表紙。

こけのコケコッコー」と名乗るこのニワトリの他、デフォルメされたコケのキャラや、こけと一緒に生息している生き物たちの絵も可愛いコケの絵本です。

そこで暮らしている虫たちもほのぼのとした様子です。
こんなところで、こんな虫が、こんなことしてるよ!と子供と一緒に探します。

(参照:絵本ナビ)

コケの特徴を持ったキャラがあちこちにいて、そこにこんな虫たちも住んでいるんだとか、お話に絡めつつ楽しい発見があります。キャラの身の回りの小物も細かく書かれていて、見ていて色んな発見があります。

だんだんと、お散歩仲間を増やしていくのですが
”いっしょに おさんぽ オッケー コッケー!”とノリの良い楽しいお返事。

この”オッケー コッケー!”というのを子供が気に入って、この部分をいっしょに言うのが定番です。

まずは子供がコケに興味を持つのにぴったりの絵本です。

『こけこけコケコッコー (PHPわたしのえほん)
(参照Amazon)

※こちらはkindleもあり、Kindle Unlimitedでも読めました
 GWお出かけ先の待ち時間でも読み聞かせできました!(2024.5.1時点)

コケのきょうだい

2冊目は『コケのきょうだい』
(参照:Amazon)

独特の色と細かい絵が美しいこの絵本。
台湾の原住民の言い伝えを元にしたお話が、二つおさめられています。

第1話:森のぼうけん

海の上の世界に憧れるコケのきょうだいのお話です。

森の生き物たちを助け、受け入れられていくことで、最後は自分たちにぴったりな住む場所に辿り着きます。こうして海から上がったコケのきょうだいは森で暮らすことになります。

第2話:森での出会い

台湾のサイシャット族の男の子が、大人になるための試練の中でコケと出会ったお話です。

試練の最中、雪で遭難してしまった男の子は、気がつくとコケのきょうだいに助けられていました。
男の子は死んでしまったものと思って悲しんでいた村人は、男の子が無事に戻ってきて大喜び。

こけのきょうだいに、厳しい冬の過ごし方なども教えてもらい、コケや森の恵み全てに感謝することになったというお話です。

「共生」と言われますが、コケは他の植物や動物や人と支え合って生きているのだなというのが美しい絵と共に感じられる絵本です

『コケのきょうだい』
(参照:Amazon)

コケのすきまぐらし 月刊たくさんのふしぎ

3冊目は『コケのすきまぐらし』月刊たくさんのふしぎ
(参照Amazon)

こちらは福音館書店が出している月刊誌です。
対象は小学校3年生〜ですが、コケ好きな人がどのように日々観察しているのかの参考になります
コケ好きで有名な、古書店「蟲文庫」店主の方が書かれています。

遠目に見ると緑の塊で、同じように見えるコケも近寄るとそれぞれ全く違う形をしています。

身近なよく見かける場所のコケから、こんなところにも生えているの?というコケまで学べます。

春先から初夏にかけてはさらに楽しめる季節だそうです。
胞子体(胞子ができる場所)が伸びてきて、その様子を観察できるのもそれぞれの季節の醍醐味です。

コケに似ているけれども、コケと名前がついているけれども、コケとは違う地衣類という生き物もいます。

東京の公園などにもたくさん生えているとのこと。

こんなふうに観察しながら歩くと、いつもの場所もさらに違って見えて、季節や気温や天気でも変わってくるので、観察眼や探究心が育っていきそうですね。

『コケのすきまぐらし』月刊たくさんのふしぎ
(参照Amazon)

あなたのあしもとコケの森

興味が湧いて、より写真でリアルに知りたい!という方はこちらのビジュアルブックがお勧めです。

『あなたの あしもと コケの森 (森の小さな生きもの紀行3)』
(参照Amazon)

一見すると絵本のようなつくりなのですが、中身は写真や図がたくさん詰まっています。

ほんとに身近なところにコケはいます。
気にして身の回りを観察するようになるとこんなところにも、あんなところにもと発見できて楽しいです。

ルーペや霧吹きがあるとより観察するのが楽しくなります。

この分類も便利ですし、それぞれのコケの大きな写真も載っていて見比べるのに役立ちます。

『あなたの あしもと コケの森 (森の小さな生きもの紀行3)』(参照Amazon)

終わりに

いかがでしたか?
地面で小さくて目立たないけれど、意外と面白いコケの世界!
絵本を読んで外に出てみると…

子どもねこ
子どもねこ

見てみて!

なんかいっぱいヒョロヒョロと出てるよ〜

お休みの日に、ちょっと近所を散歩するだけでも新しい発見がいっぱいできます。

その後、こけを見にお出かけしてみた(グッズ&書籍も紹介)

近所の散歩でこけ観察して楽しかったので、少し遠出にもチャレンジしてみました⇩

こけ観察に便利なルーペや霧吹きセットや、さらに色々載っている図鑑の紹介もしていますのでぜひ併せて読んでみてください。

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