こんにちは、眠りねこです。
最近子どもが虫を捕まえるのに目覚め、虫とり網を持って一生懸命に追いかけています。
私自身も割と虫は平気な方で、子どもが喜ぶのでバッタやカマキリなどをみつけたら捕まえて子どもにみせていたのですが、自分の手で捕まえてみたくなったよう。
(網をふりまわしながら)
「えいっ❗️」「やぁっ❗️」
「みてみて~!バッタつかまえたよ」(ドヤ)
近所の里山でもいいのですが、一日子どもが遊べる場所はないかなと探したら、『群馬県立ぐんま昆虫の森』というのを見つけて行ってきました。
✔ 虫捕り
✔ 昆虫について学ぶ(企画展示・シアター)
✔ 温室で実際に昆虫観察
✔ クラフト作成(缶バッジ・お面など)
✔ 学習フォローアップコーナーで読書
✔ 古民家体験
✔ カイコの飼育観察(夏季のみ)
などさまざまな体験があります。
虫とり網OKの施設なんて、そんなにないかもと思うのですがどうでしょう??
網を忘れたけど虫とり網欲しい!という方へは中のミュージアムショップでも虫とり網は売っています。
ただし、虫かごは持ち込み禁止ですので注意しましょう❗️
基本情報
場所:群馬県桐生市
駐車場・その他移動手段
施設入口に300台の無料駐車場があります。(上図の🅿)
以前、施設をナビに設定したところ遠回りさせられたので、駐車場を目的地に設定して目指すのがオススメです。
公共交通の場合は電車で最寄り駅からタクシーで10分程です。
参照:ぐんま昆虫の森/交通アクセス
開園時間・休館日
◎開園時間(入園は閉園時間の30分前まで)
4~10月: 09:30~16:30
11~3月: 09:30~16:00
(30分閉園が早いので注意)
※入園の事前予約は不要です
◎休園日
・毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は翌日)
・年末年始(12/27~1/5)
・展示入れ替えのための休園
※春休み・GW・夏休みなどは月曜でも開園する場合あり(開園日カレンダー参照)
こちらの開園日カレンダーで一覧できるのでわかりやすくて助かります。
基本料金・割引など
入園ゲート前で自販機で購入します。
現金のみなので、キャッシュレス派の方はお気をつけください。
◎大人 410円/人(団体20名以上320円/人)
◎大学生・高校生 200円/人(団体20名以上160/人)
※要学生証
さすが県の施設だけあり、教育も兼ねているのか中学生以下無料になっているのはありがたいです。
最初は個別にチケットを買いましたが、これは季節ごと何度も来て楽しめそうだなと次回訪れた際に年間パスポート(一般)を購入しました。年に4回以上来るならこちらのほうがお得です。
自販機で購入後、入口で見せて入場し昆虫館本館入口の案内所でラミネートされた会員証を発行してもらいました。
どんなところ?みどころは?
東京ドーム10個分に相当する広大な土地、と書かれていてかなり広いです!
しかし、主要設備間は舗装された道でまとまっており、登り坂ではありますが足場は良かったです。
なのでベビーカーを押している人も見かけましたし、昆虫観察館には授乳室もあります。
各所にトイレ設備や自動販売機もあるので、子どもが虫捕りで走り回って水筒の水が足りなくなったときも、冷たい麦茶で喉をうるおせました。
さまざまな施設や催しがあります。
ぐんま昆虫の森 全体図
こちらは入口にあった全体図です。
これを写真に取っておいて見返しながら、今どこにいるんだっけ?と確認しつつ歩きました。
昆虫観察館・本館
まず入口を上がっていくと見えるのが昆虫観察館・本館入口です。
常設展 昆虫のすばらしい世界・里山の昆虫
通年開催されているのが「昆虫のすばらしい世界」と「里山の昆虫」です
世界各地から身近なものまで、生きた昆虫や豊富な種類の標本を間近に観察することができます。
常設展 温室:さまざまな生き物を間近で見られる
温室にはさまざまな生き物が暮らしていて、近くで観察することができます(触るのは厳禁)。
↓入口すぐにカエルがお出迎えしてくれました。葉っぱの影でひとやすみ中、みつけられますか?
アマガエルの数倍あり結構大きい、目にも鮮やかな黄緑色のカエルです。
↓湿度が高いのでカタツムリもお散歩できます。
↓たくさんの美しい蝶を間近で観察できます。
↓さまざまな種類の蝶に混じって、実はナナフシもいます。枝そっくり!見つけられますか?
↓トンボも間近で観察できました。黒とターコイズブルーの二色が美しいです。
季節企画展
↓現在の季節企画展
◎2024年9/7(土)~10/28(月)
秋の大自然昆虫展Vol19
身近な草はらで鳴いている虫や、カマキリやなどについて詳しく知ることができます。
↓過去の季節企画展
◎夏季特別展「カブト・クワガタ」
今年は終わってしまいましたが、みんな大好き!カブト・クワガタについての展示です。
珍しい生きたカブト・クワガタもみられるし、大きなパネルで学ぶこともできました。
映像ホール
30分おきに20分ほどの映像が自動上映されていて、出入り自由です。
体験イベント・クラフトコーナー・遊び場
こちらではさまざまなイベントをやっているようです。
私が訪れた日はクラフトコーナーでAM缶バッチ作成、PMお面づくりでした。
※このイベントは日曜・祝日メインのよう
缶バッチは1個100円で作成でき、子ども以上に私のほうが夢中になって色鉛筆で塗り絵して作りました。
小さい子向けに遊びコーナーもあります。
ぬりえも楽しめます。
体験プログラムでさまざまなイベントが開催されているので、本サイトをチェックしてお好みのものに参加してより楽しんでみてください。
参考:月間プログラムスケジュール
昆虫観察館・別館(ミュージアムショップ・軽食・休憩/図書館)
本館とは別棟に、ミュージアムショップや軽食・休憩コーナーや図書館があります。
ミュージアムショップ・軽食・休憩コーナー
色んな昆虫グッズや飼育グッズ、書籍などが売られていました。
また売店があり、こちらで軽食を購入することもできますし、奥の休憩スペースは持ち込みも可能なので、外が暑かったり寒かったり雨が降った時は持ってきたお弁当をここで食べることもできます。
※休憩スペース約40席
※食事の提供は閉店30分前まで
入口に貼ってあったメニュー表。遅いと売り切れるものもあるよう。
図書館(フォローアップ学習コーナー)
吹き抜けが広くて気持ちがいい図書館のような学習コーナーもあります。
わかりにくいので初回来たときはスルーしてしまったのですが、売店の左側に入口がありました。
入口の写真には幼児コーナーやてんとう虫のオブジェが出ていたのですが、訪れたときはしまわれていました。
夏休みで学習スペース多めにしていたのでしょうか?
そこで遊びたかった子どもは少し残念そうでした。
※後日きいてみたところ、コロナ流行のためしまうことになったそうです
本だけでなく標本もおいてあります。
↓こちらは最近入った本コーナー。虫に関する本に特化していてラインナップが興味深いです。
まさか地球の歩き方に日本の虫旅なんていうものがあるとは知りませんでした❗️
📘『日本の虫旅: 日本全国の昆虫スポットを親子で旅する (地球の歩き方BOOKS W 34) 』
子どもは、昆虫の探し絵を楽しみました。
この虫はどんなところにいるんだっけ?とヒントを出しつつ、考えながら探していました。
📘『こんちゅうさがしえずかん』
かやぶき民家(赤城型民家):古民家体験・カイコ体験
奥の開けた場所に、かやぶき屋根の古民家があります。
8月下旬に行ったときには非常にタイミングがよくカイコの飼育・観察ができ、カイコ蛾・卵・幼虫・蛹まですべて見られました❗️
子どもの指に止まらせたところ産卵中だったらしく指に卵を産んでいました。
サナギは筆でそーっと撫でると身をくねらせます。
↓お顔や足や羽がコンパクトに畳まれている様子が観察できました。
↓5令のカイコ。旺盛な食欲です。
↓成虫のメス。ふるふると羽を震わせながら指にしがみつくさまが愛らしいです。
カイコは夏のみですが、通年、古民家の体験や庭で昔ながらの遊びができます。
縁側でおはじきをしたり、庭でぽっくりや輪投げ、コマ回し、ダルマ落とし、竹とんぼなどして遊びました。
古民家の横の大きな木の下のベンチもあり、木陰で休憩したり、食事も取れそうです。
桑畑:クワコ探し
かやぶき民家の横に桑畑があります。
かいこの野生種クワコがいるかも?と探してみたらいました❗️(8月下旬)
見上げるほど大きく育つ桑。この中にクワコ…発見👀✨
皆様はわかりますか??実は葉っぱの向こう側にいるクワコの影が写っているのです
↓正解はこちら
めくってみると…いました❗️見つかって食べられないように擬態しているクワコ。
一見するとトリのフンのような姿です。
諸事情により、今家でクワコを飼っているので(まだ孵化後数日)うちの子もこれからこんな風に育つのかなぁと感慨深いです。その様子はまた別でご紹介したいと思います。
バッタの原っぱ:虫捕り
広い原っぱがあり、色んな種類のバッタやトンボがいて、子どもは網を持って追いかけていました。
オンブバッタ、ショウリョウバッタ、キタキチョウ?、イトトンボ?など捕まえていました。
暗くて分かりづらいですが、はらっぱ横のフィールドステーションコーナーの中には自販機やベンチもあります。暑い中たくさん走ったので水分補給できて助かりました。
こんな種類の虫がみられるよう。
小川:オニヤンマ探し
バッタの原っぱの周りを流れる小川ですが、ここも注目ポイントです❗️
8月下旬に見に行ったときは、オニヤンマが周回していました。
スマホの画像なので粗くて見づらいのですが、オニヤンマのオスと思われるトンボが行ったり来たり、途中別のオスと遭遇して喧嘩したりしていました。
NHKの「昆虫すごいぜ!」という番組が好きでみていたのですが、その中のオニヤンマの回で、川の上をメスと出会うために飛ぶとありました。
この番組の本でも”オニヤンマのオスは、ゆるやかな流れのある小川を行ったり来たりしているので、そこをさがそう”とあり、ここなら見られるかも?と観察してみたら本当に飛んできて感動しました❗️
昆虫の世界の面白さを教えてくれた番組&本です。
後日談:オニヤンマ、捕まえました!
9月に入って再訪、子どもからオニヤンマ取って!とリクエストがありました。
上記の番組&本を参考に
✔ 橋の上で周回してくるのを待ち伏せして狙う
✔ 網を前から振ると避けられるので、後ろから追いかけるようにして水平に振り網に入れる
(視野が広いため前からだと逃げられてしまうとのこと)
橋の手前で少しスピードダウンしたときを狙いました。
私が子供の頃は、網も持っておらず、虫捕りに熱心に取り組んだことはなかったのですが…
大人になって人生初めてのオニヤンマ捕獲です。
わー!面白いお顔してる
捕まえてくれてありがとう!!
親の面目を保ててホッとしました(笑)
雑木林ゾーン・フジヤマ・つつみ池
夏も終わりかけの頃だったのもあり、カブト・クワガタは見られませんでしたが、蝶やカエルやさまざまな虫を観察できました。
↓メイン道路沿いの観察エリア
↓メインから外れた道の樹液ゾーンにも昆虫がたくさん。ハチもいるので観察にも要注意ですね。
↓あわてて隠れるセンチコガネ?
↓シデムシがミミズを捕食中
オススメ絵本・図鑑
昆虫と食草ハンドブック
いざ園内を虫探し!してみようと思っても、みんな鳥や他の捕食者に食べられないように擬態しているものが多くてなかなか見つかりません。そんな時の手がかりになるのが植物です。
これは何の葉っぱだろう?この植物にはどんな虫が好きで食べに来るのかな?この植物があるということはこんな虫がいるかも!と食草とは切っても切り離せない関係です。
カバーもあるので、持ち運びにも便利です。
その他イモムシ・チョウのオススメ
以前こちらでご紹介した「へんしん」という美しい絵本も楽しいです。
この絵本に載っている、クズの花に産卵するウラギンシジミの幼虫を一度みてみたい!とクズの花を見かけるたびに思わず覗いてしまいます。
この中のイモムシケムシ図鑑もオススメです!
昆虫の森の方も監修されていて、たくさんの種類が載っていて、ドラえもんのDVDも楽しく子どもも何度も見ています。
どんぐりハンドブック
雑木林の中を歩くとたくさんのどんぐりが落ちています。
歩きながらでも上から枝ごと落ちてくるので帽子必須です。(ちょっきりという虫の仕業?)
こどもは「虫より夢中かも?」というくらい、どんぐりを集めていました。
小さい子供にとってどんぐりは宝物ですね。
ちょうど右の1年を通したどんぐりの写真で、9月のどんぐりに当たるものが園内に落ちていました。
四季を通して見分けられるのがいいですね❗️
きれいなどんぐりいっぱい!
うれし~い
どんぐり拾いの注意点(後日幼虫が…)
どんぐり拾いの注意点は、後日中から幼虫が出てくるかもしれないことです。
✔ 穴があるものは避ける
✔ 一度冷凍する
などで、対処できます。
以前、我が家も拾ったイガ付きクリを飾っていたら出てきました💦
しでむし
こちらは雑木林などでもよく見かけたお掃除屋さん、「しでむし」についての絵本です。
生き物たちが、生まれて・死んで・食べて・食べられて、また新しい命が生まれて…といった自然の食物連鎖について学べます。
おわりに
1回だけでは楽しみ切れない、四季を通して色んな虫と出会える場所だなぁと思いました。
屋外メインかなと思っていたら、屋内で雨の日でも楽しめるイベントや場所もあるので安心です。
ぜひ里山の原風景を楽しみながら、虫を観察したり、思いっきり走って夢中になって捕まえて遊んだり、昔ながらの生活を体験したり、子どもたちと今しかできない体験を楽しんでみてください。
また行きたーい❗️
ねえねえ、虫さん見つけに行こ~う❗️
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