こんにちは、眠りねこです。
最近めっきり秋めいてきましたね。
先日こどもと山へ遊びに行っていたのですが、花が少なかった代わりにきのこがたくさん生えてきていました。
雨の日で、最初は歩くのもぐずっていた子どもも、きのこ探しに目覚めて急に張り切っています。
きのこがあっちにも!こっちにも!
いっぱい見つけるぞー🍄✨
途中、”謎の物体”をこどもが見つけました。
最初は誰かのおもちゃの忘れ物かなと思ったのですが、調べたら何と立派な「きのこ」でした。
皆さん、ご存知でしたか?こんなきのこ…
雨の日だったのもあるのか水を吸ってつやつや。
最初プラスチックでできたおもちゃかと思いました💦
えーっ!こんなきのこあるの!!
と俄然きのこに興味が湧いて、色々本を読んでみたのでご紹介します。
お散歩がより楽しい宝探しになりますよ🍄
きのこ のこのこ ふしぎの こ【3歳・4歳・5歳からの写真絵本】
こちらの絵本は豊富な写真とイラストで楽しめます。
📘きのこ のこのこ ふしぎの こ (しぜんにタッチ! ×植物【3歳・4歳・5歳からの写真絵本】)
身近なものから、こんな色やカタチがあるの?!という不思議きのこまで写真でたくさん紹介されていて、途中に入るクイズで考える練習にもなります。
冒頭の子どもと見つけたきのこは、どうやら「えりまきつちぐり」というきのこで、こちらの本にもツチグリというきのこが紹介されていました。
膨らんだ風船状の上部に穴が開いています。
雨が降るのにあわせて出てきて、雨の落ちる力で膨らみが押されて胞子がブワッと吹き出すそう。
お出かけ先でも、実際に棒でツンツンしてみたのですが、胞子がふわっと出てきて、子どもも喜んで見ていました。(怖がりなので自分ではやらず、親に「やって」と言ってきます…)
📘きのこ のこのこ ふしぎの こ (しぜんにタッチ! ×植物【3歳・4歳・5歳からの写真絵本】)
きのこぼうやともりのおしごと
かわいい坊やと印象的な赤いきのこが表紙の絵本です。
きのこが森や林でどのような役割を果たしているのか、目にみえないところをかわいい”きのこぼうや”が教えてくれます。大人も知らなかったです。
あるひ、森に遊びに来た女の子ががきれいなきのこを見つけました。
女の子が手をのばすと…「まってーとらないでくださーい!」というこえが。
動けなくなったところを助けた女の子に、きのこぼうやがきのこの役目を教えてくれます。
胞子を飛ばすお手伝いを一緒にしたり、地面のしたのおうちと仕事部屋へ案内してくれます。
「わあっ、ねっこが たくさん はえてるね」
きのこぼうやともりのおしごと より
「このしろいものは ベニテングタケの『きんし』ですよ。
きんしは ねっこにくっついていて、つちのなかから えいようや
みずをすって ねっこにおくるやくめをしています。
そして きのこたちも、きから えいようをもらいます」
「きのこと きは、たすけあって いきてるってことね」
こんなかわいいきのこぼうやと出会ってみたいですね。
奇妙で不思議な菌類の世界
もう少し大きいお子さんや大人にも、さらに学びになる絵本があります。
📘奇妙で不思議な菌類の世界
きのこ以外の菌類も含む全般について、美しいイラストと写真で紹介されています。
奇妙で不思議な菌類の世界 より
食事をわけあう
養分をたくさん持っている菌糸は、養分が足りない菌糸に、ネットワークをとおして養分を分けることができます。菌糸は、「食料がほしい」や「食料がみつかったからもうさがさないで」といったメッセージをやり取りします。
菌類がメッセージもやり取りしているなんて、世界の見方が変わってきますね。
木の周りなどに丸く生える理由なども解説されていました。
ほしじいいたけ ほしばあたけ シリーズ全6冊
次にご紹介するのは、おもしろ絵本です。
シリーズで今現在6冊出ていて、表情も構図もお話もとてもおもしろく子どもとハマりました。
※2024年10月現在
ほしじいたけ ほしばあたけ
講談社絵本新人賞を受賞した、著者の石川基子さんのデビュー作だそうです。
シリーズ1作目
📘ほしじいたけ ほしばあたけ (講談社の創作絵本)
むらのこどものピンチに気づいたほしじいたけ、
「ほうあっ!」
ほしじいたけ ほしばあたけ より
ほしじいたけは ふうわりと とびおりました。
からからに かわいた からだは
とても かるいのです。
そして、かさりと ちゃくち
私には、この「かさりとちゃくち」がツボでした(笑)
子どももよほど印象に残ったのか、寝言で「ほしじいたけ…」と言っていて微笑ましかったです❗️
ほしじいたけ ほしばあたけ まぼろしのいずみ ※最新作2024年9月
最新作の6作目は2024年9月に出たばかりのこちら
📘ほしじいたけ ほしばあたけ まぼろしのいずみ (講談社の創作絵本)
何とも幻想的な背景、ここは?!
秘密は読んでみたからのお楽しみです!
色んな昔話のエッセンスが散りばめられていたり、最近?の流行りも取り入れていたりと楽しく読めました。
この本には、マツケンサンバ風なエピソードも出てきます。
子どもは知らないかと思ったら、園でもお遊戯でやっているらしく、世代間ギャップを感じずに一緒に盛り上がって歌いました😊
📘ほしじいたけ ほしばあたけ まぼろしのいずみ (講談社の創作絵本)
昔話は、Audibleで子どもと毎日聞いているので色々なお話をかなり読んで(聴いて)います。
面白さや教訓は普遍なものですね。
紙やKindleでも絵本を読みますが、Audibleの童話などもかなりおすすめです。
くすりと笑えて楽しい!!
同シリーズをご紹介します。
ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ
シリーズ2冊目はこちら。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ (講談社の創作絵本)
いちばんすきなことはひなたぼっこ、いちばんきらいなことはみずにぬれることの二人。
あるひ、ひなたぼっこをしすぎて軽くなり、風に飛ばされてしまったほしじいたけ。
なんと飛ばされた先は、足を踏み入れたきのこは二度と戻れない「じめじめだに」?!
無事戻って来られるのでしょうか。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ (講談社の創作絵本)
ほしじいたけ ほしばあたけ カエンタケにごようじん
シリーズ3冊目はこちら。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ カエンタケにごようじん (講談社の創作絵本)
ほしばあたけとはぐれて森の奥に迷い込んだほしじいたけの前には、謎のおどるきのこ達が…
はたしてほしじいたけは無事に帰れるのでしょうか?!
いかにも悪そうなきのこや、独特の歌が楽しく子どもの一番のお気に入りです。
大人もどんな風に歌うか技量を試されますが、何より子どもが楽しそうに笑って聞いてくれるのが嬉しいです。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ カエンタケにごようじん (講談社の創作絵本)
ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ
シリーズ4冊目はこちら。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ (講談社の創作絵本)
むらのこどもこどもたちが病気になってしまい、二人は薬をもとめてせんにんやまへ…
無事薬を手にして子どもたちを救えるのでしょうか?!
知らなかったレアなキノコたちが出てきます。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ (講談社の創作絵本)
ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ?
シリーズ5冊目はこちら。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ? (講談社の創作絵本)
最近「おに」がでるから気をつけて!と教えてくれたきくらげじいさん。
そこに登場する5つの影…果たしてどんな「おに」なのでしょうか?!
”おに”と名付けられたきのこは果たして悪者なのでしょうか…
📘ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ? (講談社の創作絵本)
番外編 ほしじいたけ ほしばあたけ シールえほん
より絵本を楽しめる”シールえほん”もあります。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ シールえほん (講談社MOOK)
ぐずる子どもにシールブックはありがたい存在で、お出かけ先に持っていったり大活躍です。
厚紙なので丈夫なのも助かります。裏は一覧が↓
各絵本のキャラたちを貼っていくので、振り返りにもなりますね。
📘ほしじいたけ ほしばあたけ シールえほん (講談社MOOK)
このシリーズのお陰で子どもがキノコの名前をたくさん覚えてくれました!
楽しみながら色んなキノコを知っていくのに最適です。
くらべてわかるきのこ 原寸大 (くらべてわかる図鑑)
実際に、このきのこが何か調べたい!という場合は図鑑があります。
冒頭の謎の物体は、こちらを見て探しました。
実物大なので、サイズ感を確認しやすいのと、食用や毒のあるなしもマークで確認できます。
身近なきのこを調べるのにぴったりな図鑑です。
おまけ:🎥素晴らしき、きのこの世界
おまけですがAmazonプライム会員なら無料でみられる”きのこ映画”があります。
私は以前、映画館でみていたのですが、これを書いていて思い出しました。
素晴らしき、きのこの世界 映画パンフレットより引用
わたしたちの足元には知られざる宇宙が広がっている。
土の中には地球を守るために菌類のネットワークが張り巡らされているのだ。
その広大なネットワークは、物質を腐らせ、分解し、菌類同士や他の生物と栄養素を共有、つながりを形成し、それを生きた土壌に変えてきた。
我々の目に留まるきのこは土の上にある部分にすぎず、その本体のほとんどは地下に広がる菌糸体。
動物でもなく植物でもない不思議な生きもの。
前半部分、きのこの分解者としての役割や、他の植物や動物とのつながりについて美しい映像とともに体感できそのスケールの大きさに驚きます。
注意点は、後半部分はきのこの幻覚作用についての描写になります。
そのため、子どもと見る場合は前半だけにするか、後半は幻覚作用の恐ろしさや体への健康被害をしっかり伝えて変な興味を持たれないように見せてください。
おわりに
身近に生えているきのこから、食卓にのぼるきのこ、はたまた触れるだけでかぶれたり食べたら死んでしまうような毒キノコまで様々ですが、私達を魅了する存在です。
「食べられるかどうか」くらいしか気にしなかったきのこですが、絵本や図鑑のお陰で、見つける楽しさやその大事な役割を知ることができました。
今回の収穫は、子どもがあまり”しいたけ”を好まなかったのですが、絵本のおかげで親しみを感じてくれたことです。
しいたけもちょっとなら食べるよ
みなさんも子どもと一緒に色んな”きのこ”探してみませんか。
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