こんにちは、本が大好きな眠りねこです。
眠りねこクリスマスの絵本ってどんなものを思い浮かべますか?
子どもがよろこぶものといえば、
「小さな生きもの」や「ぬいぐるみ」。



小さくてかわいい!ふわふわ~
そんな子どもが好きなものが出てくるクリスマスにまつわる絵本を3冊ご紹介します。
こちらは絵もきれいで、飾ってクリスマス気分を楽しむこともできます。
小さい頃から毎年飾って読んであげるなど、贈り物にもピッタリ。
最後に紹介する1冊は、子どもが初めて泣いた絵本です。
相手のことを想像する気持ちが育ってきたのだなと感慨深く、思い出の1冊になりました。


こねこのウィンクルとクリスマスツリー


イラスト:さとうゆうすけ
訳:上條由美子
出版社:福音館書店
みなさんはお母さんから「ダメ!」と言われても隠れてついやってしまうこと、ありませんでしたか?
赤ちゃんや幼児も自分で舐めてさわって確かめないと気がすまない!
なんて時期がありますよね。
主人公の小さなこねこウィンクリーも、そんな好奇心旺盛な一ぴきです。
小ねこウィンクリーの仕草やくるくる変わる表情が本当にかわいい!


キラキラ光るきれいなクリスマスツリーを初めて目にして、小ねこ達は触ってみたくてたまらないのですが、かあさんねこはダメよというばかり。
でもウィンクルは我慢できず、ある日そっと寝床を抜け出て行ってしまいます。
ウィンクルの冒険は果たしてどんな奇跡を起こすのか?
お子さんとぜひ楽しんでください。
表紙には色んな表情のネコや飾りが描かれています。
(上の画像をクリックすると絵が拡大します)



こんな飾りがあるよ!猫ちゃんびっくりしてる笑
探し絵もしてみてくださいね。
クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし


出版社:福音館書店
クリスマスマーケットに行ったことはありますか?
日本では夏祭りなどの屋台は各地であり、子ども心にワクワクしながらお祭りに参加していました。
クリスマスに特化したもの都市部などにはあるようです。



おまつりいきたい!
著者の降矢ななさんは中欧の国、スロヴァキアにお住まいで、この絵本からも現地のクリスマスマーケットの雰囲気が伝わってきます。
12月、街のひろばのクリスマスツリーの下に黒い子犬が捨てられていました。
クリスマスマーケットの人にみつけてもらいクロと名付けられ可愛がられます。
ある日、赤い服を着て白い犬のぬいぐるみをリュックにいれた女の子が、おかあさんといっしょにクリスマスマーケットにやってきました。
女の子がクロに気がついて話しかけます。
クロの賢さ、女の子との心温まる交流が、やさしい絵とともに描かれています。
ビロードのうさぎ


イラスト・訳: 酒井 駒子
出版社:ブロンズ新社
主人公の男の子がクリスマスプレゼントにうさぎのぬいぐるみをもらいました。
ビロードの滑らかな手触りのうさぎに男の子はすぐに気に入りますが、次のおもちゃが来て忘れてしまいます。



ビロードってなあに?



なめらかでつやつやの気持ちい手触りの布だよ。
ほらこんな感じ。
子どもにとって、ぬいぐるみの存在の大きさは計り知れないものです。
しかし、大人はそんなこと忘れてしまって、大人から見た商品価値でしか測れなくなってしまっています。
またおもちゃ達も、自分の方が価値が高いほんもののおもちゃだと自慢し合っています。
しかし『ほんもの』のおもちゃとはどういうものでしょうか。


偶然が重なり、また男の子といっしょに過ごすようになったビロードのうさぎ。
二人はどこへでも一緒で、うさぎにとっても男の子にとっても幸せな時間。
しかしそんな幸せな日々もずっとは続かず…
この本は子どもが5歳の時に読んで、初めて泣いた絵本です。
大人の都合で与えたり、奪ったりといった描写と、純粋にともだちと一緒にいられる喜びでいっぱいの二人のコントラストが深くて、私自身も読んでいて涙がでてきた作品です。
おわりに もうすぐ雪の季節


先日、庭園がきれいな場所に出かけていたら、帰りに「雪虫」を発見しました。
去年も別の場所で同じ時期に見つけたなぁと思いつつ、もう1年が経ったのかと感慨深いです。
雪虫が出たら「もうそろそろクリスマスね」ってなる人って他にもいるのかしら?笑


毎年ツリーを飾るように、クリスマス絵本を飾って読むのも楽しいものです。
クリスマスに飾っていると、こどもが見つけて



この絵本読んで!
と、言われます。
小さいお子さんへのおくりものに絵本はいかがですか。
ご紹介した絵本のどれかが、子どもや家族の『思い出の1冊』となりますように。


\ステキなクリスマス絵本、ぜひ家族で読んでみてね/








