【ちいさなともだち】岸辺のヤービシリーズ~自然の描写が美しい童話

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こんにちは、眠りねこです。

眠りねこ

物語なんて子どもが読むものだと思っていませんか?

大人になってもファンタジーが好きで、子どもの頃に読んでいた本を今も読み返したりしています。

再読もいいのですが、大人になってからの新しい出会いも嬉しい!

そんな嬉しい出会いがあったのが、この『岸辺のヤービ』シリーズです。

正式にはマッドガイド・ウォーターシリーズといいます。

「岸辺」とは、マッドガイド・ウォーターと呼ばれる小さな三日月形の湖の周囲のこと。

自然豊かなこの地に、ふわふわの毛につつまれた、ハリネズミのようなちいさな生き物たちが暮らしています。

ヒトに見つからないようひっそりとくらしているようでありながら、実は好奇心にあふれるヤービたち。

こんなちいさな体で、さまざまな冒険を繰り広げていきます。

こどもねこ

ヤービみたいなお友だちがほしい!

著者の梨木香歩先生は自然を観察されたエッセイも多数出版されていて、生き物や植物の細かい描写がこの本にもたくさん出てきます。

まるで自分も自然の中に過ごしているような気分に浸ってみませんか?

目次

岸辺のヤービ

岸辺のヤービ

岸辺のヤービ  福音館創作童話シリーズ 
著:梨木香歩 画:小沢さかえ 

休日に湖の上のボートで本に没頭していた「わたし」は、小さないきものに出会います。

思いがけない出会いに、驚きと緊張に包まれるふたり。

ふたりを繋いだのは「ミルクキャンデー」でした。

これが生きることの葛藤に悩む少女を救うことになっていきます。

ヤービの深い秋

ヤービの深い秋

ヤービの深い秋 福音館創作童話シリーズ
著:梨木香歩 画:小沢さかえ

シリーズ2冊目はヤービの深い秋。

私がこの本で一番好きなのは最初にでてくる『ひとりで、きげんよくしていること』という章です。

かつらの木の上で風に吹かれて気持ちよさそうなヤービと、それを見守る母親のお話がステキだなぁと思います。

私はヤービのように木登りはできませんが、同じ『かつらの木』の下を散歩している時、いい香りに包まれてほんわかした気分を味わいます。

こどもねこ

木の上にヤービいる?

こんな風に何気ない日常で、機嫌よく過ごす時間が一番幸せな時間です。

ヤービと氷獣

ヤービと氷獣

ヤービと氷獣  福音館創作童話シリーズ
著:梨木香歩 画:小沢さかえ

3冊目は『ヤービと氷獣』

厳しい冬には春まで冬眠するヤービたち。

でもヤービは友だちのミナミハナアブの幼虫が気になって起き出してしまいます。

生きているものは、みんなさみしいのです。

それぞれの心のなかに抱える思いが重なって、思いがけない出会いが生まれます。

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ちいさなともだちと一緒に~自然の中にいるような読書体験

各本の巻頭には

「永遠のこどもたちに」

とあります。

子どもが読んでも大人が読んでも、世界観にどっぷりハマって読み終わったら幸せな気分に浸れることでしょう。

小沢さかえさんの絵も世界観にピッタリ。

すてきな挿絵がふんだんに散りばめられていて、イメージがより鮮明になりました。

箱や装丁もきれいで、眺めているだけでも気分が上がります。

読書で一緒にこのマッドガイド・ウォーターの自然に親しみ、冒険してみませんか?

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