こんにちは、眠りねこです。
近所の公園で、たんぽぽが咲いたから遊びに行こう!
お母さん、みてみて〜!!
たんぽぽがいっぱい、「ふー」したい!
春の初めは、一斉に黄色い花が咲いて花の絨毯ができます。
黄色い花は、遠くに咲いていると虫が違う種類の花に行ってしまうので、戦略として近くでみんな一斉に咲くので黄色い花畑ができるそうです。
近所の公園の何気ない土手も、この時期は一面花畑!
そんな「たんぽぽ」をより楽しめる絵本をご紹介します。
たんぽぽ
1冊目は『たんぽぽ』
(参照:Amazon)
たんぽぽの絵本はたくさんあり迷いますが、こちらは荒井真紀さんというイラストレーターの方の描かれた絵本です。
2017年に絵本原画の国際コンクール「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB2017)」で、こちらの「たんぽぽ」は【金のりんご賞】を受賞されています。
柔らかい色使いで、非常に精密に描かれていて、自分の目で見るより断然細かく見れます。
こちらを読んで「ふむふむ、そのような作りになっているのか」と構造を理解してから実物を見てみると、細部に目がいくようになります。
まず圧巻は、根っこのページです。
見開きいっぱいに根を張っている様子がわかります。(金の星社より)
そして、実は小さな花の集まりだというたんぽぽ。
何と一つ一つの花を分解して、きれいに並べられています!(金の星社より)
この一つ一つが種となり、200個の種・綿毛が並べられているページもあり、子供と一緒に数を数えてみましたがしっかり200個ありました!
子供はこの季節、たんぽぽを摘みを楽しみます。
みなさま、摘んだたんぽぽは、どうされていますか?花がしぼんだらポイ?
それは勿体無いですよ!
以前近所を散歩して、摘んできたお花を瓶にさしていました。
最初はしおれてくたっとしていたのですが、そのまま観察していると、綿毛になってまたすっくと茎を持ち上げてきました!絵本にもその様子が詳しく描かれていますが、お家でも観察して楽しめます。
最後は、ベランダでフーッと綿毛を飛ばして、種を見送りました。
ぜひこの絵本を見て、身近なたんぽぽを観察してみてください。
よりこの季節をより楽しめると思います。
『たんぽぽ』(参照:Amazon)
たんぽぽのふね
2冊目は『たんぽぽのふね』
(参照:Amazon)
優しい色合いは1冊目と同じですが、こちらはファンタジー作品です。
絵を描くことの好きな、ちいさなちいさな女の子ぽぽんが主人公です。
ちいさなちいさな犬のぽんたとなかよく暮らしています。
たんぽぽのふね
あるひぽぽんはいいました。
「たんぽぽの わたげは どこに とんでいくのかな。
みにいきたいな。」
スケッチブックにたんぽぽの綿毛で作った”たんぽぽのふね”を描いて、実際に作ってみることにしました。
小さなたんぽぽのふねを作ってふわっと浮かんだものの、すぐに綿毛が抜け落ちて地面に落ちてしまいました。
それを見たウサギがある場所に案内します。そこにはたんぽぽの森でした。
他の動物たちも乗ってみたいと集まり、それじゃあ大きい船にしようともっと大きな船をスケッチしてみんなで協力して組み立てます。
あとがきより
大学生のとき、たんぽぽの綿毛を素材として使った立体作品を作っていました。土台の発泡スチロールにあけた無数の穴に綿毛を1本1本さしていく作業はとても大変でしたが、時間を忘れるほど楽しかったのを覚えています。
著者のまるやまあやこさんは自分が想像しているものを形にしたいという思い、そして先生の助言で立体作品からイメージを膨らませた絵本「たんぽぽのふね」を卒業制作で作ったそうです。
このたんぽぽの上でスケッチをしているのはまるやまあやこさんご自身なのでしょうか。
子供の頃に読んだ、コロボックルシリーズを思い出すちいさなちいさなおんなのこ。
わたしもこんな風に小さくなって、たんぽぽのふねを飛ばしてみたいなと、想像が膨らみます。
『たんぽぽのふね』(参照:Amazon)
ちなみに「たんぽぽのふね」はKindle Unlimitedで読めたので、お出かけ先でもタブレットで子供に見せられて重宝しました!
サブスクのKindle Unlimitedで本も読んでいますが、絵本も読むことができるので、出先で絵本がない時にDLして読み聞かせをするのに重宝するのでおすすめです。
後日、長野県にて
著者は長野県安曇野のご出身で、そちらにある絵本美術館に行ったときに紙の絵本も購入しました✨
何度でも眺めていたくなる柔らかくて温かみのある絵だなぁと思います。
長野県松本にある『パンと本 サパンジ』さんでも、こちらの絵本やまるやまあやこさんのポスターが飾られていてとても素敵な空間でした!
松本在住の方に教えていただいたのですがデニッシュがパリパリで美味しかったです。
終わりに
春先に真っ先に咲く黄色いたんぽぽを見つけると、嬉しくなりますね。
さらに、じっくり観察したり、絵を描いてみたり、想像を膨らましたりと楽しみ方は色々あります。
これらの絵本を読んで、お子さんと楽しい時間を過ごしてみてください。
もっともーっと
たんぽぽつむよー
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