子どもを本好きにするのに、特別な早期教育は必要ありません。
年齢に合った絵本との出会いと、普段のちょっとした工夫があれば、忙しい毎日でも子どもは自然と本が好きになります。
私は年間200〜300冊読む本好きですが、子育て中はなかなか読み聞かせの時間が取れませんでした。
それでも工夫を重ねた結果、子どもは保育園の先生に「いろんな言葉を知っていますね」と言われるほど言葉が育ち、6歳で自分から本を読むようになりました。
この記事では、我が家で実際に効果のあった方法を、コツ・年齢別の選び方・忙しい時の工夫まで、この1ページでわかるようにまとめます。
【結論】子どもを本好きにする3つのコツ
我が家で効果があったのは、次の3つでした。
- 「短い・くり返し」から始める
- 読めない時間は「耳」で補う
- 子どもの「好き」の入り口を作る
コツ① 「短い・くり返し」から始める
最初から長いお話は必要ありません。0〜2歳は「短い・くり返し・はっきりした絵」の絵本のほうが、子どもは集中して楽しめます。
1冊を完璧に読み切ることより、「本は楽しい」と感じてもらうことが先です。
コツ② 読めない時間は「耳」で補う
親が読み聞かせできない時間(お風呂・車・家事中)こそチャンスです。
Audible(オーディブル)で昔話や童話を流すだけで、耳から言葉のシャワーを浴びせられます。時間がなくても「量」を確保できるのが、耳読書の最大の利点です。
コツ③ 子どもの「好き」の入り口を作る
虫・電車・季節・自分の気持ち——子どもの「好き」に結びつけると、本との距離は一気に縮まります。興味の入り口さえ見つかれば、あとは子どもが自分で世界を広げていきます。
この3つを、以下で具体的な絵本・方法とあわせて紹介していきます。
① まずは0歳から~はじめての読み聞かせ

最初の一冊選びに迷ったら、次の年齢別の早見表を目安にしてください。
| 年齢の目安 | おすすめの種類 | 代表的な絵本 |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | 短い・くり返し | じゃあじゃあびりびり/いないいないばあ |
| 1〜2歳 | めくる・さわる | やさいさん/くだものさん |
| 2〜3歳 | リズム・音を楽しむ | がたんごとんがたんごとん/ぴょーん |
くわしい絵本リストと選び方のポイントは、次の記事にまとめています。
- ファーストブックにおすすめの絵本5選 — 0歳の1冊目に迷ったらまずこれ
- めくる!しかけ絵本 — 「めくる」動作で夢中になれる
- 耳で覚える「うた」と「お話し」 — 0歳から歌とお話を耳から
② 手が離せない時間・おでかけ先での工夫(Audible・Kindle)

「読み聞かせの時間がとれない」「おでかけ先に本がない」——そんな時も、デジタルを上手に使えば“本のある時間”を作れます。我が家では、場面に合わせて次の2つを使い分けています。
| Audible (耳で聞く) | Kindle Unlimited (絵本を見せる) | |
|---|---|---|
| 使う場面 | 手が離せない時間(お風呂・車・家事中) | おでかけ先で本が手元にない時 |
| 内容 | プロの朗読で昔話・童話を耳から | 対象の絵本を画面に表示して読み聞かせ |
| 料金 | 月額1,500円 ※初回30日無料 ※対象作品が聴き放題 | 月額980円 ※初回30日無料 ※対象作品が読み放題 |
| 子どもへの効果 | 耳から言葉のシャワーを浴びられる | いつでもどこでも絵本が読める |
| 公式サイト | Audible | Kindle Unlimited |
それぞれの詳しい使い方や、我が家での活用法はこちらです。
- お風呂と車移動で「言葉のシャワー」 — スキマ時間の使い方の実例
- Audibleの使い方とおすすめ作品《3歳〜小学生》 — 子ども向けの選び方・作品
- ながら読書のすすめ!kindle & audible — 耳読書・電子書籍の基本
- ナルニア国物語(Audible聴き放題) — 家族で楽しめる名作ファンタジー
③ 年齢・興味に合わせた絵本選び
コツ③でお伝えした「好きの入り口」を、テーマ別に探してみましょう。子どもがハマっているものに近い絵本から手に取るのがおすすめです。
季節を感じる絵本

お散歩や行事とセットで読むと、絵本の世界と暮らしがつながります。
- 春のお散歩にぴったりな絵本3選 — 読むと外に出たくなる
- たんぽぽの絵本 — 身近な花がもっと好きに
- 「すみれ」がもっと好きになる絵本 — 春の小さな花の物語
- 四季を感じる絵本 — 季節の移ろいを味わう
- おちばをたのしむ絵本 — 秋のお散歩前に
- クリスマス絵本 — 贈り物にもぴったり
- 夜をこわがる子に読む絵本 — 夜が少し好きになる
生き物・自然・図鑑が好きになる絵本

「虫が好き」「実物を見たい」——その気持ちが、観察や学びの入り口になります。
- おたまじゃくしがかえるになるまでの絵本 — 2025年課題図書も紹介
- 「コケ」を観察したくなる絵本 — 足もとの小さな世界
- きのこの絵本・図鑑 — 変わった形が面白い
- トンボの絵本・図鑑 — 「飛ぶ宝石」の美しさ
- 点描のイモムシ絵本+図鑑 — 虫めがねで観察したくなる
- 舘野鴻さんの自然の絵本 — 緻密な絵で自然を観察
- 体の中の不思議を知る絵本 — 「どうなってるの?」に答える
- 切り絵のしかけ図鑑 — 大人も夢中の美しさ
心と言葉を育てる絵本

自己肯定感や語彙は、物語を通してじんわり育ちます。
- 自己肯定感をはぐくむ絵本 — 「愛されている」と感じられる
- たいせつなきみ シリーズ — 自分もひとも大切に
- ねこが愛おしくなる絵本5冊 — ねこ好きは涙腺注意
- 農場の暮らしを知る名作 — 都会でできない体験を絵本で
- もじに興味を持つ工夫5選 — ひらがなを遊びで好きに
- 子どもの言葉を伸ばす読書 — AI時代に求められる国語力
④ 本+体験で、もっと好きになる

絵本で読んだ世界を、実際に見て・触れて・育てると、「もっと知りたい」が育ちます。読書と体験は、行ったり来たりするほど深まります。
- ぐんま昆虫の森 — 虫好きの一日遊べるスポット
- 加茂水族館でSDGsを考える — クラゲと環境の学び
- マリンピア日本海 — 絵本とセットで楽しむ水族館
- アンパンマンミュージアム(高知) — やなせたかしの故郷で

- クワコを卵から育てた記録 — 自由研究の実例
- 小さな生き物を育てる絵本 — 飼育を始める前に
⑤ 好きな作家・シリーズで深める

「この人の本が好き」「この続きが読みたい」そう思えたら、本好きへの階段をもう一段のぼった証拠です。
- やなせたかし先生の人生を振り返る — アンパンマンの原点
- やなせたかしさんの名作えほん — 大人も泣ける深い作品
- 岸辺のヤービ シリーズ — 自然の描写が美しい童話
- やまの動物病院 シリーズ — 一人読みデビューにも
- 海がきこえる(アニメ・原作) — 大人にもおすすめ
よくある質問(FAQ)
Q. 読み聞かせの時間がとれません。どうすれば?
A. お風呂・車・家事中に、Audibleで昔話や童話を流す「耳読書」がおすすめです。親が読まなくても、言葉はしっかり子どもに届きます。おでかけ先で本がない時は、Kindle Unlimitedで絵本を画面に表示して読み聞かせるのも便利です。
Q. 何歳から始めればいいですか?
A. 0歳からで大丈夫です。最初は「短い・くり返し」の絵本を、短時間で楽しむところから始めましょう。「読み切る」より「楽しい」が優先です。
Q. 動画ばかりで絵本を読みません。
A. 無理に取り上げず、まずは耳読書で「お話は楽しい」体験を増やすと、絵本にも興味が戻りやすくなります。虫や電車など、子どもが好きなテーマの図鑑も入り口になります。
Q. 電子書籍と紙の本、どちらがいいですか?
A. どちらにも良さがあります。忙しい時期は電子書籍・耳読書で「量」を確保し、じっくり読める時は紙の本で「体験」を、などと使い分けるのがおすすめです。
まとめ
子どもを本好きにする近道は、「親が完璧に読み聞かせること」ではありません。
①短いくり返しから始め
②読めない時間は耳で補い
③子どもの「好き」の入り口を作る
この3つを意識すれば、忙しくても子どもは少しずつ本を好きになっていきます。気になった記事から、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください。

